保育施設は数種類あります。どの保育施設を利用すればいいかわからない、という方もいるでしょう。
保育所、幼稚園、託児所、ベビーホテルの特徴とメリットなどをまとめました。
1,保育所
保育所は厚生労働省が所管省庁になり、法令では児童福祉法が適用されます。
そして、入園対象の年齢は0歳児から小学校就学前、保育時間は原則で8時間以上という特徴があるのです。
また、給食は義務化されており、保育資格も保育士資格が必要になります。
メリットとしては0歳児から預けることはでき、預かり時間も長く、延長保育がある施設も多いです。
また給食なので好き嫌いがなくなりやすくなり、学校給食でも苦労が少ないと言えます。
2,幼稚園
幼稚園は文部科学省が所管省庁となり、法令は学校教育法です。
保育所とは異なり、満3歳から小学校就学前に入園でき、保育時間は4時間以上が標準で、基本的には昼過ぎになると子供は帰宅します。
また、給食は任意で幼稚園によって弁当か給食で分かれます。
幼稚園での保育者は幼稚園教諭免許が必要です。
幼稚園のメリットは帰りが午後以降なので、親と過ごせる時間も多く、習い事なども通わせることができます。
また幼稚園によって自由保育を優先する園や、教育に力を入れる園など個性も多く、ニーズに合わせて選ぶことが可能です。
3,託児所
託児所は乳幼児を預かって保育することだけが目的の施設です。
主にデパートやイベント会場などで一時的に乳幼児を預けるものから、保育所のように継続的に預かりが可能な施設など様々あります。
託児所の場合は国の認可も必要なく、保育士や教諭免許を持っていないことが多いです。
幼稚園や保育所に入っておらず、用事などで一時的に子供を預けたい場合に便利な施設と言えるでしょう。
4,ベビーホテル
ベビーホテルとは認可外保育施設で、午後8時以降の保育、宿泊を伴う保育、一時預かりの利用児童が半数以上と、いずれかの条件を満たした施設のことです。
宿泊機能は園によって異なりますが、基本的に深夜に働く保護者の代わりに子供を預かって保育をする施設になります。
看護師など夜勤の仕事が多い家庭に最適な保育施設です。