近年保育所不足が問題となっていて、その地域に住んでいる人が多ければ保育所が満員で入所することができないということも多くなっています。
保育所の場合、元々年度の変わり目になる4月入所がほとんどですが、保育所の定員数を超えてしまうと4月入所することが難しくなります。
さらに満1歳などと年齢が小さければ小さいほど保育所での定員数は少なく設定されており、入所は難しくなってくるのです。

このように、年度入所が出来なかった方のために年度の途中に保育園に入所することができる制度として、「年度途中入所」があります。
これは年度途中であったとしても定員に空きがあれば入所することができる制度です。

特に認証保育所の場合、定員が空いている状態であれば認可の申し込み状況に関係なく入所することができ、先着順で通ることができます。
また、キャンセル待ちという制度もあり、申し込みを複数行うことでより入所条件に適した方に子どもが入所した場合や引っ越しなどで退園し、定員数に空きが出た場合などで出たキャンセルに応じて、キャンセル待ちの子どもを入所させられます。

年度途中入所は空きが出ないとなかなか難しいですが、キャンセル待ちなども上手に活用することで子どもを保育所に入所させることができます。

年度途中入所が決まったら

保育所の入所内定の電話を受けたら、保育所に電話をして面談日を決めましょう。
面談では保育所についての説明や、入所に必要な書類や用品の説明を受けることになります。

また、初めて保育所に行く前に健康診断を受けて所定の用紙に健康診断の結果を記入してもらってください。
入所前までの日数の関係で健康診断を受けられなかった場合には、慣らし保育期間内でも大丈夫ですし、母子手帳に記入された定期健診でもいいということもありますので、各保育所に確認をしてみてください。

途中入所するためには

年度途中入所の窓口は随時受け付け可能になっています。
必要書類を用意してから窓口へ行って申し込みをしましょう。

各自治体によって途中入園の申し込み期限が異なりますが、入所希望をしている月の前月15日までに申し込む必要があります。
また、土日祝日は窓口が開いていないので、締切日が休日だった場合には平日のうちに済ませておかなければなりません。

年度途中入所の場合であっても通常の入所条件と同様に、保護者は1ヶ月48時間以上の就労をしているかなどの『自宅での育児が難しいことを証明するもの』ことが必須になっています。