保育所に入園しても母乳育児は出来る?
出産後の社会復帰に伴い、月齢の低い乳幼児を保育所で預けることがありますが、今まで母乳育児をしていた場合、保育所でも同じように母乳育児を継続させることができるのか、不安な方も多いかと思います。
実際は、保育所に入園するからといって母乳育児を止める必要はなく、無理に卒乳・断乳をすることもありません。
乳幼児の完全食とも呼ばれている母乳は、多くのメリットがあるため、保育所でも母乳育児を推奨している施設はたくさんあります。
保育園に預けた後も母乳育児を継続させたいのであれば、入園前にしっかりと確認しておきましょう。
卒乳が必要になるケースもある
母乳育児を続ける場合は、冷凍した母乳を保育所に預ける形になります。
ただ冷凍母乳の取り扱いにはいくつもの注意点があり、衛生管理の面から受け入れできない保育所もあるのです。
保育所が母乳育児に否定的な訳ではなく、冷凍母乳の管理や保管する設備がなければ受け入れができないことになります。
冷凍母乳を行う際は安全な母乳を乳幼児に飲ませてあげられるように、徹底した管理が必要なのです。
ミルクも飲めるようにしておこう
母乳育児ができる保育所が身近にない場合、保育所にいる間はミルクで過ごさなければいけません。
今まで母乳で育ててきた乳幼児だと、ゴム製の乳首を嫌がる子も中にはいるかもしれません。
ゴム製の乳首を嫌がってしまうと、保育所に預けることも難しくなります。
自宅での練習として、母乳をあげる前にまずゴム製の乳首を咥えさせたり、搾乳した母乳を哺乳瓶であげたりするなど、保育所でもすんなり飲めるようにしておきましょう。
どうしてもゴム製の乳首を嫌がってしまう場合は、乳首の種類を変えたり空腹のタイミングでミルクをあげたり、慣れるまで昼休みに保育所を訪れて授乳するなどの対策していく必要があります。
母子ともにストレスがかからない方法を探りつつ、保育所にも相談してみましょう。